2015年ごろに060turboが再生産されたのを記憶されている方もおられると思います。
赤い基板のやつです。
当時製作者様に無理を言って基板を購入させていただきました。その節は大変お世話になりました。
2025年現在も快調に動作しております。さすがに使う機会は減ってきていますがまだまだ元気でいてくれることを期待しています。
今回ブログ記事の移植にともないデータを探したら写真が出てきましたので載せておきたいともいます。
部品が付いていないまっさらな060turbo基板
基板表

基板裏

セラミックコンデンサを載せたところ。
今ならもっときれいにはんだ付けできるはず・・・。

ABTを載せたところ。
今なら電子顕微鏡があるのでまだ正確な実装ができるはずです。
当時は今と比べて視力も良かったですがそれでも虫眼鏡が必要でした。

修理をご依頼頂いた中には論理を書き込んでも動かなかったものがありました。ABTを疑って張り替えましたが本当に故障していたかというと・・・なんとも。顕微鏡で拡大できていれば違った修理ができていたかもしれません。
作業内容は060turbo組立記や改修記事と全く同じですので詳しくはそちらをご覧ください。
X68030へ装着
論理を書くために030本体に取り付けたところです。
まだSIMMスロットが付いていませんね。
余談ですが昔から写真を撮るのがへたくそです。

無事に完成です。スタカラはOFFにしています。
MPUがFPU無しのXC68LC060です。これは75MHz版なので4倍速モードも動きます。
公式では4倍モードは使えなかったはずですが動いてしまいますよね?
MPUのロットによるのかもしれません。

IPLに化けがないということは多分大丈夫。
実際問題は発生していません。
040turboと比較
BEEPsさんが040turboを作成されなかったら060turboはなかったかもしれません。
それだけ040turboは偉大です。スピードでは語れないものがあります。
初めて組み立てた060turboは弄り倒して変なことになっています。
でもきちんと動作していますよ。

赤いモデルはMPU電圧の生成に固定タイプのレギュレーターを使いました。半固定抵抗がないですよね。

BEEPsさんの本。
開発中のエピソードやパソコン通信BBS、Nifty-Serveでの開発中の経過が描かれておりなかなか熱いものがあります。X680x0ユーザーにはお勧めの一冊です。




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